“技術”vol.20

ゲル

 

ゲル、とは、高分子でつくるネットワーク構造を溶媒で膨潤させてできる二成分性の物質である。(1)

 

ゲル内の高分子鎖はかなり不均一。たとえば折れ曲がってるところもあればきれてるところもあればねじれてからまってるところもある。

 

しかしPEGを使って、かなり均一なゲルを作ることに成功した。

均一性をはかる方法としては動的散乱光法が用いられた。動的散乱光法とは、試料にあたり散乱したレーザー光の、試料のブラウン運動との相互作用による揺らぎにより、粒子サイズをしる方法。

 

均一なゲルを作ることができたポイントは、高分子の構造が四つの手をもった四面体構造をしていて、ダイヤモンドのような秩序だった構造を形成するからのよう。(2)

 

コメント

ゲルが二成分系である、という定義が興味深かった!また高分子を四面体型に設計するのは面白いと思った!

 

参考文献

1. http://molsci.center.ims.ac.jp/area/2012/papers/3P070_m.pdf

2. https://shibayama.issp.u-tokyo.ac.jp/one_point/files/softdiamondgel.html