石油って?

エンジンの動力源としての石油。プラスチックなどの原料である石油。

「自然由来↔︎石油由来」という風に、石油は自然とは反対のもの、とうイメージがあるが、実際のところ石油とはなんなのか。

 

調べてみると、実は石油は"自然"の集大成。

そもそも石油がどうやってできたかを遡る。それは生物。かつての生物、主にプランクトンが死んで海に流されながら、海流があまりないところにたどり着き、そのまま海深くに沈んでいった。この繰り返しで生物の死骸が海の底に徐々に堆積していった。1.5億年前ものことだ。

この堆積物が微生物の分解なり、圧迫なりを受けながらケロゲンを形成。ケロゲンには長い年月をかけ熱が伝わり、石油ができた。ケロゲンの上には常に新たな土壌が蓄積され続けているから、石油が取れるのは今では地中のかなり深くである。

 

そんな生物の死骸が長い年月を経て形成されたものを、エンジンの動力として使ったり、石油製品に加工して使ったりして、身の回りに溢れかえっているのは不思議な感じ。

 

Illustration of how oil and gas reservoirs are formed

 

参考文献

https://www.norskpetroleum.no/en/petroleum-resources/petroleum-formation/