畳は泥のコーティングで守られている

い草からできている畳。 刈り上げ→泥染→感想→収納と貯蔵→選別と製織→仕上げ という工程で作られる。 泥染とはその名の通りい草を泥の中にひたすそう。 表面の保護や、湿気調節機能を表面のコーティング泥が担うことで畳の品質維持に一役買っている。(1) (2) …

パーコレーション理論

電気を右から左に伝えようと思った時、その伝わりやすさは、内部の物質の、伝導性:非伝導性の割合に比例するだろうか。全くしない。 伝導性のものが集まりクラスターを形成して、ある程度の閾値に達すると流れるが、それ以下だと遮断される。 以下の動画が…

石油って?

エンジンの動力源としての石油。プラスチックなどの原料である石油。 「自然由来↔︎石油由来」という風に、石油は自然とは反対のもの、とうイメージがあるが、実際のところ石油とはなんなのか。 調べてみると、実は石油は"自然"の集大成。 そもそも石油がどう…

トカゲの足の接着力からヒントを得た研究

トカゲの足の構造をミクロに見ていく。 まず突起が1mm×1mmの範囲に5300個、 さらにその突起が何百もの毛に分かれている。細かすぎ。 これによって表面積が大きくなり、ファンデルワールス力や毛管力が体を支えるのに十分な大きさになるそう。 しかも”構造自…

フードチェーングラフィック

UK food system によるグラフィック こういう風に関わるものを具体的に系統立てて描いてもらえるとわかりやすい! 参考文献 https://www.nature.com/articles/s43016-019-0019-8 (2020.5.3)

遮熱ガラスは植物成長にはマイナスに働く可能性も。。

遮熱ガラスを使うことで、 ビニルハウス内に入ろうとするある光を遮断することができ、 その光によってビニルハウス内が暖められることを防ぐことができる。 でもその光が、植物の光合成のために必要な光だったらどうだろう。。 実際、オーストラリアの研究…

"栄養価セキュリティー” が大事になる時代 🥕

今口にしている食べ物は、"栄養価セキュリティー” が保持されているか? 十分な "栄養価" が担保されているか? 世界の食状況 十分な食事:60億人(50年前までは20億人) 飢餓:8.2億人 栄養不足:20億人 食べ過ぎ:20億人 今後 "栄養価セキュリティー” が問…

“技術”vol.26

フラクタル構造で風防止 葉っぱにも見られるフラクタル構造を生かして、森の道を通ると風が吹かずすずしいように、 風防止かつ断熱効果のあるひさしがあった! https://emira-t.jp/topics/7075/

“技術”vol.25

人工骨、1mmテトラポット 外形1mmのテトラポット状の結晶を組み合わせることで、均質な結晶構造かつ血管などが入りやすく新たな骨細胞に置換されやすい構造作りに成功した。(2014年とかやからけっこう前のこと。) http://www.next21.info/pdf/20070907Tetr…

“伝統工芸”vol.6

江戸指物 朝廷用、茶道用が発達した京指物にたいし、江戸指物は武家用、商人用、歌舞伎役者用のものが発達したらしい。だから装飾が派手すぎない。 比べてみるとおもしろい。 参考文献 https://kougeihin.jp/craft/0609/

“技術”vol.24

薬効 薬をのむタイミングが決められてるのはなんで? 食後に飲む理由は、吸収がよくなるからみたい。吸収率は、薬が胃から小腸にむかうときの速度によってきまるらしい。 ちゃんとした理由はまだわからなかった。。

“技術”vol.23

薬の効用 薬にが飲んだ後、ずっと長く少しずつききつづけるように、薬をポリマーに加水分解的に結合させる手法があるらしい。 あと、FがHと大きさが似てること、かつ、C-Hは分解されるがC-Fは分解されないことを利用して、薬が体内で分解されない、でも体内…

"ペニシリン"

ペニシリン 偶然の発見が感染病解決に大いに貢献した! というくらいは知っていたけど。。 ペニシリンはどうやって細菌をやっつけるのか? まず、"細菌のみ"をやっつけるには、"細菌のみ"がもっているものを攻撃しなしと。 それは細胞壁。私たちの体の細胞は…

"新しく始めたこと"vol.1

近況報告 最近instagramで、"organic_imagenect"というアカウント名で「自然との有機的なつながりを感じる」をテーマに写真を投稿しています!

“技術”vol.22

結晶スポンジ法 藤田誠教授 液体でかつ結晶のような性質をしめすものを作り、そのなかに分子を捉えてそのまま液体クロマトグラフィーに流し分離し、X線解析することで、いままでより少量かつ化学修飾がないそのままの分子が分析可能となった ポイントはスポ…

”技術"vol.21

トランジスタ トランジスタの役割は主に二つ。 1. 信号を増幅する 2. 回路のON/OFFを切り替える その構造は、半導体のNPが交互につまり、NPNまたはPNPとなっている。 リンクの動画のように、片方の半導体のペアに小さい電圧をかけ電流を流すことにより、もう…

"伝統工芸品"vol.5

discover Japan 「ニッポンの魅力、再発見」をコンセプトに様々な日本の魅力を発信しているメディアdiscoverjapanの直営店が渋谷parcoにできたみたい! https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000039497.html 隈研吾さんも関わる作品なども販売してい…

"伝統工芸品"vol.4

和紙細工の灯 「木漏れ日」のような光、と表現されている。 和紙の原料はきであるから、そこから光がかすかに差し込む様子をたとえたのだろうか。素敵。 参考文献(2019.11.22) 長田製紙場、https://osada-washi.jp/echizenwashi_sukiakari.html

“技術”vol.20

ゲル ゲル、とは、高分子でつくるネットワーク構造を溶媒で膨潤させてできる二成分性の物質である。(1) ゲル内の高分子鎖はかなり不均一。たとえば折れ曲がってるところもあればきれてるところもあればねじれてからまってるところもある。 しかしPEGを使っ…

“伝統工芸品”vol.3

和傘 和傘で有名なのは岐阜県。 そこにほぼ一人で一から傘をつくる職人さんがいる。美しい傘。 http://kasabiyori.com/category/products/ ぜひインスタもフォローを。 https://www.instagram.com/kasabiyori/?hl=ja

"建築"vol.1

メタボリズム 戦後日本の工業技術革新と経済成長を糧にしながら、西欧から建築技術を取り入れそれを都市の発展と共に建築を有機的に更新していこうという建築運動。新陳代謝、を語源にもつメタボリズム。 代表的なものに、黒川紀章のカプセルタワービルがあ…

“伝統工芸品”vol.2

中村拓志さん 美しい建築、ぜひ見てほしいー! http://www.nakam.info/jp/ 一つずつ言葉について見ていく。 まずこれについて、http://www.nakam.info/jp/ 道行:能や舞、道中記に見られる、登場人物が旅行する順に描く語り方。 方形渦巻:四角状の渦巻き。…

“伝統工芸品”vol.1

いくつか紹介 1. 組子細工 鍵を使わず、細密な木の長さ調節でうまく木を組んでいく https://sunchi.jp/sunchilist/mashiko/41759 2. 小田原漆器職人 ろくろまわしと彩色の技術が必要 https://newswitch.jp/p/13758

"植物"vol.4

キシリトールって? ガムに入ってるキシリトールの成分、実は植物由来! 木の成分の一つであるヘミセルロース、広葉樹のヘミセルロース、キシレンから取り出させる五炭糖がキシリトール。複雑な構造のヘミセルロースを利用するのは大変で、ベルギーの会社が…

"植物"vol.3

維管束とリグニン リグニンがあるから大きい木が存在するし、石炭が存在する! 植物の主成分は、セルロース、ヘミセルロース、リグニン、であることは知られているが、この中でリグニンは酵素によって分解されない、という唯一の特徴をもつ。これは、リグニ…

"土壌"vol.2

土壌の構成成分 一番多い成分は酸素。 ケイ素やアルミニウム、鉄、カリウム、カルシウムの順に多く存在し、それらが酸素と結合して、無機成分の99%をしめる。 参考文献(2019.11.14) http://livestock.snowseed.co.jp/public/571f58cc/571f58cc60278cea/571…

"土壌"vol.1

土の色 土の色は、土壌中の腐植の割合で決まるみたい。腐植というのは、動植物の死骸などの有機物と、アルミニウム多ケイ素がキレートとして結合したもののこと。通常は有機物は完全に分解されるが、結合することで分解を免れている。 参考文献(2019.11.13)…

"エネルギー”vol.1

石油と天然ガス 本題の前に前回の補足。前回扱った、植物油由来のメタンエーテル。 加水分解することで、Oの成分量が減ることも利点の一つとして考えられたが、直鎖状にすることで、発火点を下げる(ディーゼルエンジンには必要)効果ありそう。 石油と天然…

"技術"vol.19

CRISPR cas9 狙った場所のDNAを切断する技術。なぜそんなにすごいと言われているのか?その理由は、、あらゆる部位を選択的に切断できるから。 これまで。 以前と大きく違う部分は、切断部分付近のDNAをRNAで認識すること。そしてそのRNAに水素結合で切断の…

"技術"vol.18

バイオ燃料 植物油をメチルエステルにしたFAME (Fatty Acid Methyl Ester) が、ディーゼルエンジンの軽油の代わりに使われている。 なぜディーゼルエンジン用なのか?そもそもディーゼルエンジン・軽油ってなんなのか? まずガソリンと軽油の違いについて。…