トカゲの足の接着力からヒントを得た研究
トカゲの足の構造をミクロに見ていく。
まず突起が1mm×1mmの範囲に5300個、
さらにその突起が何百もの毛に分かれている。細かすぎ。
これによって表面積が大きくなり、ファンデルワールス力や毛管力が体を支えるのに十分な大きさになるそう。
しかも”構造自体”が粘着力を持つから、外してもネバネバする、ってことはない、"ドライな粘着性”をもつ。
この構造からヒントを得て、カーボンナノチューブを用いてさらに細かい構造を作ってさらに強い粘着力を実現した研究があったり、
ある一方にだけ強い粘着力を持つ性質を生かして、義手の接着に使ったり、騎手のズボンに使われたり、といった商品の開発も行われている。
(貼り付けた画像の引用元は随時記載)