"マイクロプラスチック" vol.1

 

マイクロプラスチックについての知識を深めていきたいと思います✨

※ ( )内は参考文献番号  

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そもそもマイクロプラスチックが話題になったのはいつなのか、

そして現在はどういう研究段階にあるのか。

45年くらい前からマイクロプラスチックの存在については

述べられていたが、その存在が確証されたのは

2004年のThompsonによる論文が初めて。(3)

最近だということもあり、現在の研究対象は

「どれだけのプラスチックがどこからきたのか」。 (1)

「量」に関していうと、2050年までに33億トン・魚の重量と同じになるというのが有名な数字。(3)(4)

 

現在研究中の上記以外の着眼点として興味深いものがあったので列挙する。

1.マイクロプラスチックの海中での働きについてー

マイクロプラスチックが"スポンジ"のような働きをして汚染物を留めたり、

有害な無害問わず微生物の住処になったりして、

私たちのサプライチェーンの中に入ってくる。(1)

2.動物への害についてー

マイクロプラスチックとともに汚染物を飲み込んだり、

微細なマイクロプラスチックが動物の組織の中に

運び込まれてしまったりしうる。(3)

3.私たちの生活とマイクロプラスチック発生源についてー

洗濯機を回すと、服の繊維などの微細なプラスチックが

1900個以上/回発生。

微細なので下水処理技術では除去されずに海に流れ出る。(2)

 

どれもまだ研究途上であり先端。

マイクロプラスチック問題はすぐに解決するものではないから

向き合わないといけない。

"we will still deal with this issue for years

because plastic never really goes away," (1)

 

 

⬇️参考文献

1. PHYS ORG, Microplastic contamination found in common source of groundwater research report, https://phys.org/news/2019-01-microplastic-contamination-common-source-groundwater.html (参照2019.8.26)

2.ACSPublications, Accumulation of Microplastic on Shorelines Worldwide: Sources and Sinks,  https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/es201811s(参照2019.8.26)

3.NCBI, News Feature: Microplastics present pollution puzzle,  https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4426466/#r9(参照2019.8.26)

4.ニッポン放送, マイクロプラスチック問題,  http://www.1242.com/lf/articles/186879/?cat=life&pg=asaborake&feat=akenokataribito(参照2019.8.26)