“貝”vol.2

貝ヒモ、真珠、の正体

 

貝ヒモは、貝側の内壁用のカルシウムを分泌するところ、別名外套膜だった!

その外套膜が偶然破れて体内に入り、養分を吸収しながら袋状になった構造を作り、その中で形成されたものが真珠!

自然のパールはいびつな形になるため、養殖の際は丸い核を入れて丸いパールを作れるようにする✨(1)

 

その外套膜で特異的に発現する遺伝子の配列は、蜘蛛の粘着糸のタンパク質領域や、ダニに見られる結合活性の高いセメントタンパク質領域と同じ部分があったよう。貝の構造を作るタンパク質とそのカルシウム成分との粘着性と関係してそうで興味深い。(2)

 

参考文献

1. パール、http://j-kichi.maru-zen.com/pearl/pearlmake.html(参照日:2019.9.14)

2. SEKISUI、自然に学ぶ研究事例、京大准教授豊原、https://www.sekisui.co.jp/csr/contribution/nextgen/bio_mimetics/1178600_27856.html(参照日:2019.9.14)