“技術”vol.17

タンパク質分析

 

タンパク質の大きさを測る技術がすごい!

基本的には、タンパク質の大きさに合わせて、負の電荷をもつSDSを結合させる。そのあとに、電圧をかけて、網目状のポリマーの中をくぐらせる。小さなものの方が網目をかいくぐりやすいから、早く前に進む、という原理。

 

今回注目する工夫は、スタートラインを揃える、ということ。

分析の前に濃縮ゲルという段階を設けていて、分析条件を穏やかな状態にするために加えている緩衝液に含まれる成分の電荷を、まわりの溶液のpHを変えることで調節し、タンパク質をある地点まで思いっきり引っ張り進めて位置を揃えている。

 

詳しくはリンクへ!

https://rikei-jouhou.com/electrophoresis/

 

コメント

周りの溶媒のpHを工夫し、タンパク質まわりの局所的な電気的状態を変えることで、スタート地点をそろえる、というのに関心した!