"たね"vol.5

たね関連研究紹介✨

 

種子は次世代の成長のためにリンを大量に貯蔵。大部分はフィチン酸として蓄積。

そのフィチン酸カリウム・カルシウム・鉄などのの金属ともイオン結合するため、金属貯蔵物質としても働く。(1)

フィチン酸

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 これはちょうど、貝殻でアクリル酸にカルシウムイオンが固定化されていたり、歯や骨でヒドロキシアパタイトにカルシウムが固定化されているのに似ている。構造的な強度にも関わっているのかもしれない。

 

参考文献:

東京大学大学院農学生命工学研究科、植物種子の金属貯蔵に果たすリン酸貯蔵物質の役割を解明、https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2012/20121106-2.html(参照日:2019.9.4)