"紙"vol.3

バイオマス発電

 

日本では2.3%の電力がバイオマスでまかなわれているが、その大部分は紙製造の際にでるリグニン(木の構成成分のうち分子配列規則性がなく除去される)の廃液、黒液

や廃木材。

これらを直接燃焼しその熱で水を蒸発させてタービンを回す。

 

発電関連でガソリンと軽油の違いを軽く触れる

両方とも石油から作られるが、ガソリンが炭素数概ね5-10なのに対し、軽油は概ね8-24(1)。軽油は発火点が低く、圧縮し圧力を上げていくと発火する。ディーゼルエンジンに使われるのが軽油で、ガソリンエンジンにはレギュラーまたはハイオクのガソリン。

高圧縮が前提のディーゼルエンジンではその圧縮の不均一性から酸素不足条件下の燃焼により有害物質が発生する危険性もあり、低圧力下で均一な空気組成条件下で反応が起きるようにする研究も行われている。(2)

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参考資料

1. 大阪ラボラトリー、https://www.scas.co.jp/scas-news/sn-back-issues/pdf/46/SCASNEWS2017-2_web_p13-16.pdf(参照日:2019.9.29)

2. NEDO、実用化ドキュメント、https://www.nedo.go.jp/hyoukabu/articles/201301mazda/index.html(参照日:2019.9.29)