"技術"vol.7

超臨界流体

超臨界流体とは、いくら圧力をあげても液体にならない状態である。とても密度の高い気体の状態。(1)

実用面では、二酸化炭素超臨界流体がよく有機溶媒の代わりに使われる。二酸化炭素も無極性であるからだ。

有害な有機溶媒の代わりに使える、処理が簡単化されるという利点がある。(2)

カフェインの抽出作業に使われたりしている。

 

また、突起内の溶媒を乾燥させるときに、突起が寝て隣の突起とくっついてしまわないような乾燥方法にも用いられている。(3)

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コメント

液体と気体の間の超臨界流体有機溶媒の代わりに用い、環境にも優しい、というのは興味深かったし、それによって乾燥後の微細構造が変わる、というのはすごい面白いと思った。

 

参考文献

1. 日本分光、超臨界流体の基礎、https://www.jasco.co.jp/jpn/technique/internet-seminar/sf/sf1.html(2019.10.21)

2. 日本分光、超臨界流体の基礎2、https://www.jasco.co.jp/jpn/technique/internet-seminar/sf/sf5.html(2019.10.21)

3. 極微細パターン形成のための超臨界乾燥法、https://www.jstage.jst.go.jp/article/sfj/56/2/56_2_92/_pdf/-char/ja(2019.10.21)