“技術”vol.10
殺菌
殺菌とは、菌となるものの細胞の中を乱したり、外の細胞膜を破壊する、ことにより実現している。
同じ塩素を含んでいても、HClOとClO-では作用機序が違う。
極性をもたないHClOは細胞膜を潜り抜け、中のタンパク質を変性させたり、エネルギー源を消費したりする。
極性をもつHCl-は外から細胞膜をじわじわ破壊する。
前者の方が後者の1/80の時間で殺菌効果を発揮する。
コメント
Hが付くことで電子の偏りが打ち消されて水と結合しなくなり、体積が小さくなって細胞膜を倒れるようにすることで殺菌効果を上げる!すごい。
参考文献
1.塩素系除菌剤との違い、https://protoclean-aqua.com/difference/
2.次亜塩素酸ナトリウムによる殺菌、https://www.tacmina.co.jp/library/coretech/280/