"技術"vol.3
リチウム電池
ノーベル化学賞を受賞した技術のLi電池。Liイオンの流れによって充放電を制御する。(1)
Liだけを通すセパレーターとしては、ポリエチレンやポリプロピレンが用いられている。三次元膜構造で物理的に制御している。
この膜の薄膜化かつ強靭化に成功した例がある。従来の20-30μmから、5μmにした。ポイントとしては、穴が同方向に並んだ方が強靭であると言う知見と、乾式紡糸を行った点。
一般的に繊維を作るには、溶融・乾式・湿式がある。(2)
その方法によって、穴の開き方が違ったそう。(3)
二軸延伸と一軸延伸の違いは、一方に引き延ばすか、二方向に引き延ばすか。(4)
この技術は、電池の大容量化や省エネに役立つそう。
コメント
加工方法の違いでできるものが違うのは興味深かった。また、乾式法の方が向きが揃ったものができるのは、空気中ではあまり一つの分子が動ける自由度がないからかなと思った。
参考文献
1. HITACHI Chemical、https://www.hitachi-chem.co.jp/japanese/products/sds/lbattery/006.html(2019.10.13)
2. 日本化学繊維協会、https://www.jcfa.gr.jp/about_kasen/knowledge/word/04.html(2019.10.13)
3. JST、https://www.jst.go.jp/pr/announce/20180904-2/index.html(2019.10.13)
4. DTIC、https://www.djklab.com/service/koubunshikakousei/2858(2019.10.13)